コリジョンルールの見直し、22日の公式戦から適用
日本野球機構(NPB)のプロ野球規則委員会は20日、今季から導入されたコリジョンルールの運用基準見直しについて、22日のセ・パ公式戦(ファーム公式戦を含む)から適用すると発表した。
本塁上の危険な衝突を防止するため、今季から同ルールが導入されたが、ルールが適用された試合後に、阪神など該当球団が意見書を提出するなど、ルール運用についての一部に混乱が見られた。
そのためNPBでは守備側選手の走路への進入ではなく、実際の衝突に重点を置いた新たな基準を作り、4日の実行委員会を経て規則委員会でも議論。前半戦終了までに12球団を巡って監督、コーチらに説明が行われた。
その後、日本プロ野球選手会が全選手への説明を経てから、新運用基準実施をすることを求めていたが、この日までに12球団の選手会から理解を得られたとして、22日のカードからの実施を決めた。
NPBの井原事務局長は「選手の安全、ケガ防止を維持しつつ、さらに分かりやすい、よりよい運用を目指していく」と話した。