PLナイン号泣…梅田主将「申し訳ない」 最後の夏は初戦敗退

初戦で敗退し泣き崩れるPL学園・梅田主将(左)=花園球場(撮影・佐藤厚)
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 「高校野球大阪大会・2回戦、東大阪大柏原7-6PL学園」(15日、花園球場)

 今夏を最後に休部するPL学園が初戦に臨み、シーソーゲームの末に1点差で惜敗。試合後のナインは泣き崩れ、嗚咽を漏らす選手や、泣きながら応援席に向かって「申し訳ありませんでしたっ!」と叫ぶ者もいた。

 2番手投手としてマウンドにも上がった梅田翔大主将(3年)は「ひとつでも多く勝って、1回でも多く校歌を歌いたかった。OBの方に申し訳ない」と号泣。休部前最後のチームを率いてきたことを「このユニホームに泥だけは塗らないようにやってきました」と振り返った。

 最後は1点差に泣いたが、この試合でも七回に“逆転のPL”の伝統を受け継ぎ、一時は逆転に成功。このシーンについて「ひとりひとりが『このユニホームを着て簡単には終われない』という気持ちがあったからこその逆転だったと思う」とナインの気持ちを代弁した。

 負けたら休部とあって、試合開始前に内野席はほぼ満席になるなど球場全体は異様なムード。報道陣は放送、新聞各社合わせて約250人が集結。スタンド上部は立ち見客で埋め尽くされ、外野のフェンス越しにもズラリと高校野球ファンが並んだ。木戸克彦氏、吉村禎章氏らOB陣の顔も。試合終了後には、両校ナインに惜しみない拍手が送られた。

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