張本氏 大谷の先頭打者弾、栗山監督に苦言「もっと大事にして」

 野球解説者の張本勲氏が10日、レギュラーコメンテーターを務めるTBSテレビ「サンデーモーニング」(日曜、前8時」の人気コーナー「御意見番スポーツ」で、日本ハム・大谷翔平投手の初回先頭打者弾について、1番に起用した栗山監督に「喝」を出した。

 大谷は3日のソフトバンク戦で「1番・投手」として先発起用され、1回表の第1打席の初球を本塁打するという、投手の1番打者としては“世界初”という快挙を達成した。

 張本氏は「渇だ!栗山監督に喝だ」と発声した後、「こんなでたらめな起用はしてほしくない。草野球でもやらない。先攻でしょ。(1番で仮に)二塁打を打って、後の人がヒットを打ったら、(走って本塁へ)返ってこなければならない。もっと選手を大事にしてもらわなければ」と、その裏の先発マウンド前の体調面を危惧。さらに「監督は何年かで辞めるけど、彼(大谷)はずうっと野球選手をやらなきゃならないんだから、もっと大事にしてもらいたいわね。22歳だからね。若いからこういうことはできるけどね、将来(投も打も)両方ダメになる」と語った。

 この日のゲストコメンテーターの山田久志氏は「私は『あっぱれ』。まず、よく打ったということですね。栗山監督は何かいろいろ考えがあるんでしょうが、(大谷の快挙は)まんがでもないですよ」と称賛しながら、「ただ、もしランナーに出て塁上に残った時に、(初回の)投球の準備ができないという不安が残る」と張本氏の発言に賛同の意思も示した上で、「だけど(大谷は)やっちゃうよね」と感想を表した。

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