中日・高橋が右手骨折、長期離脱は確実

 中日・高橋周平内野手(22)が30日の広島戦(マツダ)で右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折。長期離脱が避けられない事態となった。高橋は四回の守備から交代。広島市内の病院に直行して検査を受けた結果、骨折が判明した。

 「こんな大事な年に悔しいです。何でこんなときに…」。試合終了から約2時間後、右手に包帯を巻いた状態で広島市内のホテルに現れた高橋は、苦渋の表情を浮かべた。

 約1週間前から違和感を覚えていたそうで、ここ数日で悪化。四回の第2打席、投ゴロに倒れる直前の6球目をファウルしたときに激痛が走ったという。

 有鉤骨の骨折は球界では珍しい症例ではない。阪神のドラフト1位・高山も、明大4年だった昨秋の東京六大学リーグ戦でファウルを打った際に骨折。ソフトバンクの松田も10年のシーズン中に骨折している。全治は2カ月程度で、今後は手術に踏み切ることが確実。この時期の離脱は高橋にとってもチームにとっても痛すぎる。

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