中畑氏落胆「真の兄貴を亡くしたよう」

 23日に肝臓がんのため64歳で逝去した元ロッテ監督・山本功児氏の通夜が25日、横浜市内で営まれ、DeNA前監督の中畑清氏(62)らが弔問に訪れた。巨人現役時代からの盟友で、プライベートでも親交が深かった中畑氏は「真の兄貴を亡くしたような、悔しい気持ちでいっぱい」と落胆した。

 今年2月、山本氏の入院先だった福岡県北九州市内の病院を訪問。息子である長男・武白志選手の話題で盛り上がったという。早すぎる別れを惜しみながら「世界で通用する息子になれるよう、見届けたい。それが恩返しになる」と思いやった。

 04年から2年間、巨人の監督を務めた堀内恒夫氏(68)は、当時ヘッドコーチ兼打撃コーチなどでチームを支えた山本氏と苦楽をともにした。成績は低迷したが「あの2年間を手伝ってくれてありがとう、としか言いようがない」と感謝した。

 ほかに、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(80)、DeNA・高田繁GM(70)ら、プロ野球関係者など約400人が弔問に訪れた。戒名は「球道功志居士(きゅうどうこうしこじ)」。葬儀・告別式は26日に横浜市内で営まれる。

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