大阪桐蔭・高山「正攻法ではね返す」
「選抜高校野球甲子園練習」(17日、甲子園球場)
今秋ドラフト候補の大阪桐蔭(大阪)の高山優希投手(3年)は他校を意識せず、自分の投球を貫く考えを明かした。
他校の選手がじっとマウンドに立つ高山の姿を見つめていた。昨秋の神宮大会で150キロをたたき出し、優勝候補の最有力に挙げられるチームのエース。おのずと注目を集めるポジションにも、高山は意に介するそぶりを見せない。
「色んな相手校のチームが研究してくると思いますが、それに関係なく、正攻法ではね返せるように。自分の力を相手にぶつけたい」と力を込めた左腕。甲子園練習ではマウンドから力強いボールを投げ込み「ちょっと浮いてしまったけど、本番までに修正したい」と表情を引き締める。
西谷浩一監督(46)が「彼にはやってもらわないと困る」と全幅の信頼を寄せるエース。土佐とぶつかる初戦へ、準備を整えていく。