宮里&岡田“清宮世代”スラッガー快音
「選抜高校野球甲子園練習」(17日、甲子園球場)
出場校による甲子園練習が行われ、最終日は13校が登場した。常総学院(茨城)の宮里豊汰内野手(2年)がシート打撃で4本の柵越えを披露すれば、龍谷大平安(京都)の岡田悠希外野手(2年)も右中間への一発。“清宮世代”の下級生スラッガーがアーチ競演でアピールした。
聖地の広さも関係ない。才能あふれる2人の2年生の主砲が、シート打撃で豪快なアーチをスタンドにぶち込んだ。
まずは、常総学院の宮里だ。左翼ポール際に運んだ後、バックスクリーンの左右へ特大弾を2発。そして最後は左中間へ。15スイングで4発の“柵越えショー”に「気持ちよかった」と、笑みをこぼした。ボールが見えていないと感じたため、今月上旬から夜間の携帯電話使用を制限。“スマホ断ち”の効果で快音を連発し「調子は上がってきてます。ホームランを打ちたい」と、声を弾ませた。
そして、龍谷大平安の岡田。5スイングすべてが安打性の打球で、うち1本を右中間最深部へズドン。「本番でも打てるように頑張りたい」と意気込んだ。室内練習場の練習では、新品のグラブを使ってミスを連発。カミナリを落としていた原田英彦監督(55)も「ホームランに手を回してやったら、笑ってましたね」と、切り替えの速さに苦笑いだ。
昨夏は早実・清宮に沸いた甲子園。今春は同学年の2人のスラッガーから目が離せない。