ＤｅＮＡのドラフト１位・今永昇太投手（２２）＝駒大＝が１日、「トリプル３」斬りでのアピールを誓った。２日にヤクルトとのオープン戦（横浜）に先発予定で、山田哲人内野手（２３）らを擁する強力燕打線を封じて、開幕ローテ入りへ大きく前進するつもりだ。

　「自分のやってきたことが通用するか、（現在の）立ち位置を確認したい」と話したドラ１左腕。ここまでの実戦２試合で計７回無失点の好投も、相手はともに韓国チーム。初の日本チーム、そして昨年のセ王者との対戦に気持ちも高ぶる。

　さらに今永自身が「右打者にしっかり打たれている」という課題を解消するためにも、山田、バレンティンら右の強打者がそろう打線を抑えることは、今後への試金石ともなる。

　「トリプルスリーの山田さんや、すごい打者がたくさんいる。まずは右打者を抑えたい。点をやらないことは一番のアピールポイント」。開幕ローテをつかむまで、スコアボードにゼロを並べ続ける。