大谷ニ刀!ブルペン101球 試合でヒット

 「オープン戦、日本ハム4-3ロッテ」(21日、名護)

 日本ハム・大谷翔平投手(21)が、ブルペンで今キャンプ最多となる101球の投げ込み後、オープン戦・ロッテ戦に「5番・指名打者」でフル出場。中前打をマークするなど、体力的に中0日の二刀流出場も問題ないことを示した。栗山英樹監督(54)も投打でのフル回転出場の可能性を示唆。今年はさらに進化した二刀流が見られそうだ。

 シーズンへ向けての十分な予行演習になった。大谷がブルペンで今キャンプ最多101球の投げ込み後、ロッテ戦に「5番・指名打者」でフル出場。「疲れとかはないです」と明るい表情を見せた。

 4年目のキャンプでパワーアップした姿を見せている。米アリゾナでも野手出場前にブルペン入りしていたが、多くて40球程度。だがこの日は熱のこもった投球で変化球も多投し、今年初の3桁の球数。そして試合では初回2死一、三塁で左翼への大飛球。四回の2打席目には、左腕チェンのスライダーを中前へ鋭いライナーではじき返した。

 8日から5試合連続安打中で、20打数8安打、打率4割と好調を維持。「悪くない打席が多い。打てないより打った方がいいですから」と胸を張った。

 二刀流4年目を迎え、栗山監督は“おきて破り”の二刀流連続出場の構想を本格的に考え始めている。これまで先発翌日は休養日に充てていたが「勝つためにあいつのバットで、いろいろ考えている。これまでと違うパターンをね」。登板後の野手スタメン出場も現実味を帯びてきた。

 次回は24日の韓国・KIA戦登板が有力な大谷。「やるべきことを継続してやっていきたい」。開幕投手の大本命は今季、打者としてもチームを勝たせる。

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