「ＤｅＮＡ春季キャンプ」（１８日、宜野湾）

　未来の大型捕手が、夢へ第一歩を記した。ＤｅＮＡの育成１位・網谷圭将捕手（１８）＝千葉英和＝が１８日、１軍宜野湾キャンプに合流した。１８３センチ、８２キロの恵まれた体からパワフルな打撃を披露。「しっかりアピールして、いいものを吸収したい」と目を輝かせた。

　高卒の育成選手として、春季キャンプでの昇格は極めて異例だ。１１日の１軍紅白戦にピンポイントで出場し、２安打１打点。ラミレス監督に「ビッグインパクト」と評価されて、昇格を決めた。

　「プロは支配下登録がピラミッドの底辺。そこから一流の選手にならないと。育成はプロ選手だと思っていない」。１９日は２軍・中日戦（読谷）に、１軍から派遣されて出場する。ラミレス監督の視察する前で、背番号１００がさらなるインパクトを与える。