巨人・阿部、春季Cは“ウォーリー化”
巨人・阿部慎之助内野手(36)が20日、春季宮崎キャンプでの“ウォーリー化”を宣言した。この日、最終自主トレ先の宮崎へ出発。羽田空港で取材に応じ「『ウォーリーをさがせ!』みたいに。“俺をさがせ!”ってね」とニヤリ。ウォーリーのごとく存在感を消し、目立たず時間をかけて体をつくる考えだ。
鈴木と共に生え抜き最年長のベテランが、今年はスローペース調整で開幕に合わせる。高橋監督はキャンプでの別メニュー調整を容認。阿部も「そう言っていただいたのならば、時間をかけてやっていこうかなと思う」と話した。
昨年は自主トレから追い込んだが、打率・242、15本塁打と低迷。シーズン中の故障離脱もあった。「例年(宮崎までに)100に持ってっちゃうから途中でガタがきちゃう。そういう反省を踏まえて。自分が焦るぐらいのペースでやってみようと思う」
1月初めから約2週間グアムで単独自主トレを行っていた阿部。現在の仕上がりは「15%ぐらい」で2月1日のキャンプ初日までには50%まで仕上げる予定だ。「こうしてみて来年また気づくこともあると思うしね」。今までしてきた多くの経験を生かし、じっくりとV仕様の体をつくり込む。