元虎ドラ1安達さん死去、家族悲しみに

 元阪神のドラフト1位・安達智次郎さんが7日午前1時49分、肝不全のため神戸市内の病院で死去した。41歳。神戸市出身。1992年度のドラフト会議で松井秀喜(元巨人)を抽選で外した阪神から1位指名されて入団。大型左腕として期待されたが、1軍登板がないまま引退。その後は少年野球の指導、地元・神戸市内で飲食店経営など活躍の場を広げていた。

 家族も悲しみに暮れた。安達さんは神戸市内の実家で、母・節子さん(77)の世話をしながら生活。自宅のベランダにはジャージーが干されており、急な容体変化を物語っていた。兄・伸一郎さん(43)は葬儀・告別式の準備に追われながらも「寂しいです。彼は好きに人生を全うしたと思います」と故人を惜しんだ。

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