オリ抑え候補 コーディエ獲得目指す
オリックスが来季の新外国人としてマーリンズからFAしたエリック・コーディエ投手(29)の獲得を目指していることが9日、分かった。
コーディエは193センチの長身から160キロ近い速球を投げ下ろす右腕。ジャイアンツに在籍した昨季、28歳でメジャーデビューした遅咲きだ。今季はシーズン途中にイチローのいるマーリンズに移籍。3Aでストッパーとして31試合に登板し、2勝1敗9セーブ、防御率1・04の好成績を挙げ、メジャー昇格を勝ち取った。
メジャーでは今季が8試合、通算でも15試合に登板し、勝ち負けは付いていない。ただ、今オフはメジャーの移籍市場でもリリーフ投手不足がささやかれる中、3Aながら40イニングで50奪三振と三振の取れるリリーバーは魅力だ。
球団ではコーディエを抑えとして起用する方針を固めている。酒井投手コーチは「七、八回を佐藤達、岸田、平野で回してもらう」と話しており、昨季まで2年連続最優秀中継ぎ投手の佐藤達、昨季40セーブを挙げた平野、2年連続50試合登板の岸田に剛腕コーディエを配する盤石のリリーフ陣構想を描いている。
すでに先発候補として獲得を決めているブルージェイズのスコット・コープランド投手(27)を加え、投手王国再建で20年ぶりの優勝を目指す。