ＤｅＮＡの山崎康晃投手（２３）が１２月上旬に米ロサンゼルスへ３週間の短期留学を実行する。２８日、横浜スタジアムで行われたファンフェスティバルに集まった３万６１９６人のファンの前で「ロスに語学留学します。行ってきます」と宣言した。

　温めてきたプランだった。「語学にはずっと興味があったんです。大学の時から、思っていたんですけどタイミングがなかった」と明かす。現地では語学学校に通い勉強する。

　語学へのこだわりの１つに、祖母・ナナイさんへの孝行の思いもある。「母と（母の実家の）フィリピンに帰った時、おばあちゃんとしゃべれなかった。今、８０歳くらい。来年は日本に呼ぶと思う。英語でコミュニケーションを取りたいですね」と目を輝かせた。

　また米国では、トレーニング施設「アスリート・パフォーマンス」にも足を運ぶ予定。トレーニングを通じて１年間蓄積した体のリカバリーに充て、さらにコンディショニングについて本格的に学ぶことも決意。来季以降の土台作りにも着手する。

　「球団にお願いしたら、サポートしていただけることになった。感謝したい。いいものを吸収して勉強したい」。公私に充実したオフを過ごす新人王は「来季も最後は山崎という信頼感を勝ち取りたい」とレベルアップを誓った。