燕ドラ4日隈、夢は160キロ&新人王

 ヤクルトからドラフト4位で指名された高知中央・日隈ジュリアス投手(18)が28日、高知市の同校で鳥原公二チーフスカウトらから指名あいさつを受けた。父が米国人のハーフ左腕は1年目の目標に「新人王」を掲げ、「160キロを超せるような投手になりたい」と力強く誓った。

 日米ハーフの速球派左腕の夢は、とてつもなく大きい。指名あいさつを受けた日隈は緊張気味の頬を緩め、迷いなく言い切った。

 「目標は160キロを超せるような投手になること。1年目は新人王を狙いたい」

 鳥原チーフスカウトを通じ、日本シリーズを戦う真中満監督から「必然」と書かれたメッセージカードを受け取った。その2文字をみつめ、「ありがたいです。プロ野球選手になれたんだと、やっと確信できました」と笑みを浮かべた。

 184センチ、77キロ。まだ細身ながら、長い腕をしなやかに使って最速145キロの快速球を投げ込む。甲子園経験はないものの、「身体能力」と「将来性」の高さが両スカウトが指摘する最大の魅力だ。

 密着マークを続けてきた中四国担当の岡林洋一スカウトは「特に背中の筋肉が強い。石井一久のような投手になってほしい」と期待。鳥原チーフスカウトも「近い将来、優勝に貢献する投手になれると思って獲った」と話した。

 同じハーフの楽天1位指名・オコエ瑠偉外野手(関東第一)は気になる存在で、「早く対戦したい」と日隈。神宮のエースになる日を思い浮かべながら「覚悟を持って、まずはプロで通用する体をつくりたい」と成長を誓った。

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