オリックスが、ロッテでヘッドコーチなどを務めた高橋慶彦氏（５８）に１軍打撃コーチ就任を要請していることが５日、分かった。

　高橋氏は現役時代、広島、ロッテ、阪神でプレー。広島時代の１９７９年には現在もプロ野球記録の３３試合連続安打をマーク。盗塁王やベストナインに輝くなど、俊足・巧打のスイッチヒッターとして活躍した。

　９２年シーズン限りで現役を引退し、９５～９７年はダイエー（現ソフトバンク）でコーチを務めた。ロッテでは０４～１２年に２軍監督、ヘッドコーチなどを歴任。ロッテ時代に若手だった西岡（現阪神）を一流選手に育て上げるなど、育成手腕には定評がある。現在は福島県内の一般企業に勤務しながら、野球の普及活動に携わっている。

　オリックスは、前ロッテ監督の西村徳文氏（５５）をヘッドコーチとして招へいすることも決定的。ロッテでともに指導者を務めた西村、高橋両氏の指導で、チーム再建を目指す構えだ。