オリックス次期監督、梨田氏が最有力

 オリックスが次期監督候補として、元日本ハム監督の梨田昌孝氏(62)を最有力に挙げていることが7日、分かった。

 開幕からリーグ最下位に低迷したチームは、6月2日に森脇浩司監督(55)が休養。以後は福良淳一監督代行(55)が指揮を執っている。しかし現在も最下位と苦戦し、自力CS進出の可能性も消滅した。

 複数の関係者によると、球団内部では梨田氏のチーム再建手腕を高く評価している。2000年には、前年最下位だった近鉄の監督に就任し、01年にリーグ優勝に導いた。日本ハムでも監督就任2年目の09年にリーグ優勝している。

 08~11年に日本ハム監督を務めた当時は、福良監督代行がヘッドコーチ。オリックスには梨田氏と近鉄、日本ハム時代の同僚だった首脳陣が多数おり、現行のスタッフからスムーズに体制を移行できる点でも、適任とみられている。

 また、アレックス・ラミレス巡回アドバイザー(40)も監督候補に挙がる。1軍だけでなく2軍にも足を運んで熱心に指導する姿勢に、チーム内の信頼は厚い。関係者は「来季も再契約となれば、アドバイザーではなく何らかの形でユニホームを着るだろう」と話しており、指揮を執る可能性も十分ある。

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