「ヤクルト４－０巨人」（２６日、神宮）

　巨人・菅野が４回４失点で９敗目。この日も鬼門・神宮で勝てず、プロ入り後、６試合で０勝４敗となった。チームも４連敗でヤクルトに抜かれ、３位に転落した。

　三回まで無失点投球だったが四回２死満塁、投手・小川に痛恨の押し出し四球を与えた。さらに比屋根にも押し出し四球。川端の右前適時打、山田の打席では捕逸と一気に４点を失った。悔やまれるのは中村、小川、比屋根への３連続四球。「中村を（塁に）出したことが全て。（ストライクが入らなかったのは）僕の技術不足」と肩を落とした。

　原監督は「調子はいいと思ったけど、あれでリズムが崩れた感じがした」と、小川の場面以上に比屋根への四球を悔いた。負傷などの心配については「全く異常はない」と問題なしを強調した。

　阪神が敗れたことで、自力優勝の可能性は残された。「悪いところばかりじゃないので、後ろを向かず、前を向いていこうと思います」と菅野。だがあと２５試合。残された時間は多くはない。