「ＤｅＮＡ３－１７ヤクルト」（２１日、横浜）

　ダメ押し？とどめ？どの言葉も生ぬるい。それほどの猛攻を、ＤｅＮＡは最後の最後に食らった。３点ビハインドの九回、一挙１１失点という惨状。「どうしようもないね。どうしようもない状況」。中畑監督は絞り出すように話した。

　前夜をなぞるように、先発・三浦が守備のミスもあって初回に４失点。序盤から劣勢に立たされる。四回に筒香の２試合連発となる２ランで２点差とするも、五回に三浦が畠山の右前２点打を浴び、流れを引き寄せることができない。

　そして待ち受けていた九回の惨劇－。「スゴイ気分が悪いんですけど…。ふがいない姿を見せてしまった」と中畑監督。九回裏の攻撃前にファンから大声援が起きただけに「本当にすまない。心苦しい気持ちでいっぱい」と反省の弁を並べた。

　ともに今季ワーストとなる２２被安打、１７失点の大敗で４位に転落。「選手を起用しているのはオレ。監督の責任。切り替えて頑張ります」。後半戦連敗スタートに、いつもの力強さはなかった。