日大三島・小沢自己最速152キロも敗退

 「高校野球・静岡大会2回戦、静岡5-2日大三島」(19日、草薙)

 日大三島の剛腕・小沢(こざわ)怜史投手(3年)が散った。自己最速の152キロを出しながら、優勝候補の静岡に敗れた。

 「負けてしまったけど力は出し切れた。2点取り返してくれた後に失点しなければ…」。涙を見せずに淡々と話した。

 初回から静岡最速の評判通りの剛球を見せた。静岡の4番・堀内への2球目で148キロ。4球目の低めのボールは152キロ。スタンドが沸いた。しかし、この一回に1点を失い、失策や死球も絡んだ三回は3失点。そして2点差に迫った直後の六回、追加点を許した。

 静岡には3年間で一度も勝てなかった。「悔しい気持ちはあります。でも、これで野球は終わりじゃない。これからの活躍で見返したいし、応援してくれた人に応えたい」。大学進学かプロか、「まだ決めていない」と話すが、猛暑の中、ここぞという場面で140キロ中盤を投げ続けた投球は、プロのスカウト陣の評価をさらに引き上げたはずだ。

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