「オールスター・第２戦、全セ８-３全パ」（１８日、マツダ）

　シャープなスイングで、存在感を見せつけた。ＤｅＮＡ・梶谷が２打席連続適時打で敢闘選手賞を受賞した。「スーパースターの中に交ぜてもらって、野球を楽しめました」と笑顔を見せた。

　隣県島根の出身で、広島は自主トレの拠点としている準地元。この日は両親が見守る中での晴れ舞台。親孝行の活躍をした上に、賞金も「親にあげたいです」とはにかんだ。

　球宴で、「鳥谷と話す」という目的があった。「試合中に表情が変わらない。見ていて不思議だとずっと思っていた。メンタル面を聞きたいです」。そう話していたが、「試合中は話しづらかった」と未遂に終わる。その代わりに「写真は撮りました」と少年のように喜んだ。

　全セでは、筒香と２人だけが２戦連続先発出場。「使ってもらって感謝したいです」と振り返る。２戦４安打３打点と期待に応える打撃で、並み居るスターに負けない輝きを放った。「この調子をシーズンに持って行きたい」。首位でスタートする後半戦。大暴れを約束した。