De井納が号泣「悔しい、情けない…」

 「ヤクルト4-2DeNA」(10日、神宮)

 動けなかった。試合終了後、ベンチでうなだれた。耳に入る相手ファンの歓喜。ようやく立ち上がって、重い足取りで三塁側ファウルグラウンドを通って引き揚げる。涙が出た。人目もはばからず、DeNA・井納は号泣した。

 「自分が全部足を引っ張っている。カード頭を投げるピッチャーなのに、悔しいし、情けない…」

 先制直後の二回、警戒していた山田に同点被弾。四回には3長短打で勝ち越しを許し、六回には大引にダメ押し打を浴びる。6回10安打4失点。試合をつくれなかった。

 エースとして期待されながら、6月以降は勝ち星から遠ざかる。この日を除く5試合は全てクオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以内)を果たしながら、結果は伴わなかった。自身4連敗で、6敗となった。

 中畑監督は「勝負どころで詰めが甘かった。打たれるべくして打たれた。反省して、オールスター明けでやり返してほしい」と要求する。「もう一度リセットしてやっていきたい」。号泣投手は涙をぬぐって約束した。

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