G5割で再奪首!阿部が同点弾&V犠飛

 「巨人5-4ヤクルト」(7日、東京ド)

 壁を打ち破った。不振の巨人・阿部が試合を決めた。0-1の二回、右翼席へ5号ソロを放つと、1-4の六回には、同点としてなお1死三塁から決勝の左犠飛。1カ月ぶりの連勝に貢献した。お立ち台で「ずっと苦しい思いをしていて、やっと打てました」と、笑みを浮かべた。

 試合前の時点で、7月は16打数1安打と不振。今季の打率は・240まで落ち込んだ。6日の練習では原監督から直接指導を受け、この日は若手に交じって早出特打。ぎりぎりまで不振脱出への糸口を探した。「練習はうそをつかない」。大歓声を浴び、言葉に実感がこもった。

 チームとしても大きな1勝だ。4番に亀井を配置し、その後ろに長野と阿部を並べる新打線が機能した。3点のビハインドをはねのける逆転劇に、原監督は「久しぶりにもぎとった、自分たちの力で獲った勝利」と喜んだ。

 チームは勝率を5割に戻し、勝利数の差で首位に浮上した。ただ、浮かれるわけにはいかない。阿部は「もっとやれると、自分を信じている。自分がキーマンだと分かっている」と、自らを鼓舞した。V4実現へ、背番号10の逆襲が始まる。

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