カーリング日本女子 苦しんだ吉村紗也香、有終2勝目に涙止まらず「スキップとして勝つことができなかった。申し訳ない気持ち」「この舞台でみんなで戦えて幸せな時間でした」悲願の初五輪は2勝7敗の8位で終戦
「ミラノ・コルティナ五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本9-6中国」(19日、コルティナ・カーリング五輪競技場)
すでに1次リーグ敗退が決まっている日本代表・フォルティウスは最終戦で中国に勝利し2勝目をマーク。通算2勝7敗の8位で夢舞台を終えた。
最後に待望の勝利。苦しみ続けてきた吉村は「スキップとして勝つことができなかったっていうところでは本当に申し訳なかった気持ちですけど、ここまでみんながついてきてくれて、みんなに感謝したいですし、たくさんの方々が応援してくれて、支えてくださったので、本当にここでプレーできたことをうれしく思います」と、涙が止まらなかった。日本勢3大会連続メダルの期待も背負った中で、自身も金メダルを目標に掲げた。歯車がかみ合わず、厳しい結果となったが「本当に五輪で金メダルという目標を掲げて積み上げてきて、思うような結果にはならなかったですけど。五輪の舞台を経験してうまくいかないこともたくさんあって、そんな中でも、うまくショットをつなげようと必死にもがいていたんですけど。最後は思いっきり戦えた。ほんとうにたくさんの方に支えていただいて、この舞台でプレーで戦えた。あとは日本のカーラーの皆さんの分も背負って戦って、結果はうまくいきませんでしたけど、結果として残せなかったのは悔しいですけど、この舞台でみんなで戦えて幸せな時間だった」と、噛みしめた。
第1エンドはブランク、第2エンドに相手に1点を取らせると、第3エンド、吉村のダブルテークアウトが決まり、2点を奪った。さらに第4エンドに相手にプレッシャーをかけると、中国が最終投をミスし、2点スチール。主導権を握った。
しかし、第5エンドに吉村が終盤のショットを決めきれず、3失点。4-4で折り返した。
第6エンド1点を奪うと、第7エンドに2点を奪われてやや劣勢の展開となった。第8エンドに1点を奪い、第9エンドにスチールに成功。最終エンドも相手のミスが続き、2点スチールで決めた。苦しんだ吉村らの目には涙が浮かんだ。
日本はロコ・ソラーレが出場した18年平昌五輪で銅メダル、22年北京五輪で銀メダルを獲得。3大会連続メダル、チームも「金メダル」の目標を掲げた中で、悔しい結果となった。吉村にとっては5度目の挑戦でたどり着いた夢舞台が終わりを迎えた。
◇カーリング女子日本代表の五輪成績(出場したチーム)
98年長野五輪 5位(全日本選抜)
02年ソルトレークシティ五輪 8位(シムソンズ)
06年トリノ五輪 7位(チーム青森)
10年バンクーバー五輪 8位(チーム青森)
14年ソチ五輪 5位(北海道銀行)
18年平昌五輪 銅メダル(LS北見)
22年北京五輪 銀メダル(ロコ・ソラーレ)
