竜拙攻ドロー 谷繁監督の犠打実らず
「中日3-3巨人」(4日、ナゴド)
新境地を開くかじを取っても、サヨナラ機を逃しては喜べない。中日は延長十回以降、毎回得点圏に走者を置きながら痛恨のドロー。最後はすべての野手を使い切り、自らの犠打でチャンスメークした延長十二回2死二塁で大島の力ない中飛を見届けた谷繁監督は、厳しい表情を浮かべていた。
「経験していく人にとっては収穫かもしれないけど、チームにとって借金9のところで引き分けはよくない。やっぱり勝っていかないと。一つでも減らさないと…」
今季2度目の引き分けで首位・阪神とのゲーム差は4・5に開いた。混セといっても、まだ蚊帳の外だけに借金を減らさなければ浮上の目はない。