「ＤｅＮＡ６－７阪神」（４日、横浜）

　ＤｅＮＡは３度も１点差に迫るもあと一歩及ばず。勝てば６月３日以来の首位返り咲きもあったが、今季ワーストタイの借金３となり、５位に転落した。

　０－３とリードを許した五回に梶谷の２点適時二塁打で１点差としたが、直後の六回に小杉が福留に１４号３ランを被弾。直後に倉本がプロ初本塁打となる１号２ランを放ち、八回にバルディリスの犠飛で再度１点差としたが、九回に１点を奪われる。その裏に代打・後藤の２試合連続４号ソロでまたも１点差に迫ったが、後続を断たれた。

　中畑監督は「ここのところ先発がもう一つ踏ん張れず、中継ぎが失点して崩してしまう展開。勝負に行ってない結果、１点を怖がって３点取られる」と、次々と追加点を許した投手陣に苦言。５回３失点の山口は阪神戦で５年ぶりの敗戦投手、小杉は万谷と入れ替えで出場選手登録を抹消されることになった。

　５位転落にも「日替わりだね。そんなの考えて後ろ向きになるわけにはいかない」と前を向いた指揮官。まだ首位とは１・５差。チャンスは必ず訪れる。