広陵・喜多が決意「甲子園優勝が目標」

 第97回全国高等学校野球選手権・広島大会の組み合わせが27日、決まった。勝負強い打撃でチームを2年連続の甲子園に導く。広陵の4番・喜多真吾主将(3年)は「甲子園で優勝することが目標。2連覇は最低限で、チームの勝利に貢献したい」と決意表明した。春季広島大会で優勝。王者としても負けられない戦いに挑む。

 1年秋から主軸を担う。身長185センチ。その体格から生み出されるパンチ力に、左右に打ち分けるミート力も兼ね備える。広島では屈指の強打者の1人だ。

 主将を任されたことが、さらなる成長につながった。部員数は県内屈指の171人。大所帯を束ねるためには、広い視野が必要とされる。これが打撃に好影響を及ぼした。「チーム全体を見るようになってから、打席の中で冷静になれるようになった」

 三重(三重)と対戦した昨夏の甲子園1回戦は、2年生ながら「5番・一塁」で先発出場。押し出し死球はあったものの3打数無安打に終わり、チームも延長十一回の末、サヨナラ負けを喫した。「カッとなってピッチャーと戦っていなかった」。ボールと思った球がストライクとコールされ、平常心を保つことができずに空回りする自分がいたが、判定に一喜一憂しなくなった。自分のスイングをすることだけに集中する精神力が備わった。

 自主練習では、1日500スイングを課してスイングスピードが増した。「去年より飛距離が出る。力強いバッティングができるようになった」。精神的にも技術的にも一回りたくましくなった喜多に、死角はない。

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