「広島６－４中日」（２７日、マツダ）

　投壊が止まらない。中日・谷繁監督兼選手は試合後「初回と最後の回の点数が大きかった」と唇をかんだ。初回に４失点、１点を追う八回には２失点。先発の武藤が崩れ、不振の又吉も立ち直れない。

　「強制送還です。そんなヤツはいません」。武藤について聞かれた友利投手コーチはこう吐き捨てた。武藤は一回先頭の丸、菊池に連打後、３連続四球。直後の梵の左犠飛でようやく１つ目のアウトを奪ったが、ここで交代。「何もありません」と広報に告げると、荷物をまとめて名古屋に帰っていた。

　七回途中で送り込まれた又吉も２失点。友利投手コーチは「又吉は病んでいる。でも代わりもいない。今のピッチングスタッフは末期的症状。こらえるしかない」と説明した。