ロッテ“京大・田中”人生初の肘故障
日本野球機構(NPB)は25日、ユニバーシアード夏季大会に臨む大学日本代表と壮行試合(29日・神宮)を行うNPB選抜チームの出場選手変更を発表した。先発が予定されていたロッテのドラフト2位・田中英祐投手(23)=京大=が、右肘の張りのため出場を辞退。楽天のドラフト1位・安楽智大投手(18)=済美=が先発する。
田中は23日のイースタン・楽天戦登板後に右肘の張りを訴え、翌日も症状が治まらなかった。この日、ロッテ浦和球場で取材に応じた右腕は「選ばれたからには責任を果たしたいと思っていたので、こんな形になって申し訳ないです」と唇をかんだ。
アマ時代は大きな故障はなく「肘を痛めたのは初めて」と言う。軽傷とみられ、病院には行かず様子を見る。
田中はフレッシュ球宴(16日・倉敷)のメンバーに選出される可能性が高い。青山2軍監督は「何とかフレッシュ(球宴)を目指して、間に合うようにと話をした」と説明。3週間後の舞台を目標に復活を目指す。