早大・丸子4強V打!主砲が成長証明

 「全日本大学野球選手権・準々決勝、早大4-3専大」(11日、神宮)

 準々決勝が行われ、早大が専大を下し、3年ぶりの4強入りを決めた。丸子達也内野手(4年・広陵)が先制打と決勝打を放ち、2安打3打点で勝利に導いた。

 3年前からの成長を証明する打球が、右中間を切り裂いた。同点の八回2死一、三塁。早大・丸子は、狙っていた直球をコンパクトに振り抜いた。「走者がいたら、確実にかえすのが4番。役割を果たせた」。決勝の2点適時三塁打で勝利をもたらし、心地よさそうに汗をしたたらせた。

 優勝した12年大会もベンチ入り。期待の1年生は準決勝で代打出場したが、空振り三振に倒れた。「いいところを見せようと大振りになっていた」。長打力をアピールしようと空回り。それは長く続き、3年秋までリーグ戦通算2安打にとどまった。

 そんな姿はもうない。今春から指揮する高橋広監督(60)の指導で、センター返しを徹底。リーグ首位打者にも輝き「自信を持てたのはある」と、打撃スタイルを築いた。指揮官も「本当に安心して任せられる4番になった」と目を細めた。

 初回の右越え先制適時打も含めて3打点。同じ全国舞台で、新しい姿を披露した主砲は「自分たちの目標は日本一」と、覇権奪回を宣言した。

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