楽天サヨナラ負け、20イニング得点なし

 「交流戦、阪神2-0楽天」(27日、甲子園)

 福留の打球が中堅左に飛び込んでも、ベンチの楽天・大久保監督はしばらく動かなかった。延長十一回の激闘の末、サヨナラ負け。指揮官は「しっかり振っていたのは評価できるけど(点が)取れなかったなあ」とうめいた。

 球団首脳がそろい踏みした。星野SAがテレビ解説で来場すれば、三木谷オーナーも姿を見せた。だが、打線は藤浪から4度、得点圏に走者を置いたが無得点。指揮官は「ここという時に超一流の球が来ていた」と脱帽した。

 最後まで観戦した同オーナーは、消沈した表情で「残念でした」と話し、車に乗り込んだ。甲子園での2試合は20イニング得点なし。打線の奮起で、3連敗だけは避けたい。

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