キヨシ「ニイ~ッ」浮上!ダジャレも
「DeNA6-1ヤクルト」(4日、横浜)
エースの快投に4番の一撃-。最高の勝ち方に、DeNA・中畑監督も「大合格だと思います!おめでとうございました!!」とハイテンションで選手をたたえた。
会心の試合をつくった立役者の1人が、久保だ。前回4月28日の広島戦(マツダ)で今季初勝利を挙げた勢いそのままに、立ち上がりから強力燕打線に1人の走者も許さない。
すると打線は三回に4番・筒香が7号ソロを放つなど点を重ね、試合の流れを完全に引き寄せた。久保は六回まで完全投球。七回の先頭・山田に右越えソロを浴びて快挙を逃したが「野球は実力で頑張って、人生で運を使う。少し運が悪いぐらいでいいんです」と全く意に介さなかった。
「早く試合を終わらせて、次の試合に影響が出ないようにする方が大事」と、援護点を背にストライクゾーンへと投げ込む速いテンポで、敵に付け入る隙を与えなかった。以前から「久保が安定すれば流れに乗れる」と話す指揮官の期待に、最高の投球で応えた。
今季最多タイの貯金4とし、4月7日以来の単独2位浮上だ。「7連敗したばっかりで、おこがましいでしょ」としながら「ニィーッ(2位)」と笑顔を作り会見を締めた中畑監督。ダジャレもチームも乗ってきた。