ロッテ田中“赤点”…2軍で2回4失点
「イースタン、日本ハム4-16ロッテ」(24日、鎌ケ谷)
悔しさをにじませた。イースタン・日本ハム戦に登板したロッテのドラフト2位・田中(京大)は、2回5安打4失点。29日の西武戦(QVCマリン)での1軍デビューを前に苦渋を味わった。
田中は表情をこわばらせ会見場に現れた。「真っすぐも変化球も、思ったところに投げられなかった」。二回、4本の二塁打を浴び一挙4失点。プロ入り後最速の148キロを計測したが「抑えられなくて悔しい」と唇をかんだ。
「気にはしていなかった」という斎藤佑との対決。ここまで2軍戦3試合で2勝0敗、計19回を1失点と安定した成績を残してきたが、初のビジターがマイナスに作用したか。
田中の投球内容について報告を受けた伊東監督は表情を緩め、「じゃ、次はいいな。打たれて慎重になった方がいい。彼は賢いから、ちゃんと分析してると思う。期待しましょう」と希望を込めた。中4日で迎えるデビュー戦。落ち込んではいられない。失敗を成功の糧とする。