De筒香けん引で貯金2!頼れる4番だ
「阪神3-8DeNA」(7日、甲子園)
大量点の始まりは、主砲の一打だった。初回1死一、二塁。DeNA・筒香が前進守備の一、二塁間を破る先制打。二回には3点を奪ってなお2死二塁から中前打で突き放す。「打点を挙げて勝てる試合を増やしたい」と胸を張った。
中畑監督は「筒香は全試合4番で行く。心中するつもりでやる」と主砲に絶大な信頼を置く。主砲の一打に始まり、1番・石川が4安打。3番・梶谷も2安打2打点。5番・ロペスも一発。「主導権を渡さずに戦えた」と納得の表情だ。
これで10試合を終えて6勝4敗で貯金2。開幕から10試合で貯金を残したのは、00年(7勝3敗)以来、15年ぶり。「貯金っていいね。あるとは思わなかった。」。15年前は3位でシーズンを終えた、吉兆でもある。
頼れる4番が引っ張って、昨季は8勝16敗とカモにされた阪神との初戦に勝利。「もっと信頼されるようになりたい。全試合4番に座って引っ張って、優勝するために頑張る」。主将の言葉は、頼もしかった。