ヤクルトのラスティングス・ミレッジ外野手（２９）が２８日、成田空港着の航空機で来日。昨年５月に全治６カ月の右肩故障で途中帰国、手術した舶来砲は、今季のフル回転を誓った。

　「実戦復帰は現時点でいつとは言えないが、開幕戦には出られると思っている。ゲームに集中できた２０１２年のようなメンタルで臨みたい」と１２５試合に出場し、３割、２１本塁打を放った来日１年目への原点回帰を描いた。

　テニスの錦織圭やゴルフの宮里美香らが育ったフロリダの総合スポーツ施設「ＩＭＧアカデミー」でカブスの和田毅と一緒にリハビリ、トレーニングを積んできた。

　「普段ならキャンプ前のわくわくする時期だが、今年は開幕前にやらなきゃいけないことがたくさんある。不安の方が大きい」と言いながらも、「長いオフを取れたことでしっかりトレーニングできたのはプラス」。打撃フォームを変え、体重も３キロほど絞った。成瀬、大引を獲得した新生・真中ヤクルトをけん引する。