中大・島袋、制球改善146キロ

 「東都大学野球、中大10-4拓殖大」(30日、神宮)

 中大が快勝した。今秋ドラフト候補左腕の島袋洋奨投手(4年・興南)が今季2度目の登板。1回2失点ながら、復調の兆しを見せた。国学院大は延長戦を制して先勝。好救援した栃谷弘貴投手(4年・小山台)が、今季2勝目を挙げた。

 島袋の顔に、心からの笑みが広がった。「今までにない腕の振りができた。思い切り投げました」。最後の打者を二ゴロに打ち取ると、うれしそうにポンとグラブをたたいた。

 8点リードの九回に登場。23球すべて直球で勝負した。失策と四球、連打で2失点したが、今春から苦しむ制球難は出ず。最速146キロと球威があり、三振も1つ奪った。視察したDeNA・武居スカウトは「一段上がった感じ。最後まで見守りますよ」と話した。

 9月26日にプロ志望届を提出後、初マウンド。前週末に兵庫県内の施設に出向いてフォーム修正するなど、必死の取り組みが実った島袋は「チームのみんなと周りの方に感謝したい」としみじみ。10年ぶりの優勝、そして自身の未来へと続く道を切り開くきっかけにする。

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