ドラ1候補の亜大・山崎が11回0封

 「東都大学野球、亜大2‐0青学大」(26日、神宮)

 亜大が延長十五回サヨナラ勝ち。先発した今秋ドラフト1位候補の山崎康晃投手(4年・帝京)が11回を2安打無失点と好投。遠藤雅洋内野手(3年・聖光学院)が代打サヨナラ2ランを放った。大下佑馬投手(4年・崇徳)がリーグ戦初勝利を挙げた。

 ドラ1候補に恥じぬ姿を、亜大・山崎が久々に披露した。直球は九回に今季最速の148キロを計測。ピンチで力勝負を挑む場面も多く、七回2死三塁では、147キロの直球で空振り三振を奪ってほえた。

 「ここぞでエンジンをかけて三振を取れた」。納得の投球にうなずいた。前週の拓大戦前、ブルペンで約1時間、生田勉監督(48)に一対一で指導を受け「あれが本当に自分を変えた」。不調を脱して勝利に貢献した右腕に、指揮官も「エースの投球だった」と称賛した。

 この日も阪神など6球団のスカウトが視察。中日の石井スカウトは「今季で一番いい。力が抜けていい直球を放っていた」と評価した。7連覇に望みをつなぎ、自身の力を証明する、155球の熱投だった。

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