東海大相模・青島 ドラ候補コンビ斬り
「高校野球・神奈川大会準決勝、東海大相模5‐3横浜」(29日、横浜)
エースの気迫が、宿敵をのみ込んだ。東海大相模・青島凌也投手(3年)が6回2失点、110球の熱投で、10年秋からの横浜戦の連敗を5で止めた。
外角への140キロ超の直球、カットボールを武器に、相手のドラフト候補コンビから4奪三振。流れを絶った。昨夏準決勝は0‐7でコールド負け。昨秋準決勝も0‐4で敗れた。ミーティングノートには、毎日『打倒横浜』と記してきた。外角攻めは「1年間、あの2人が打席に立っているのをイメージしてやってきた」という組み立て。「ベストピッチだったと思う。うれしかった」と笑った。
九回には一打同点のピンチがあったものの、2年生左腕・小笠原が締めた。宿敵の壁を乗り越え、4年ぶりのV王手。青島は「横浜の分まで勝って、甲子園に行って優勝したい」と力を込めた。