ハム大谷、公式戦初の甲子園で勝利誓う

 日本ハムの大谷翔平投手(19)が、18日の阪神戦で、公式戦では初めて甲子園のマウンドに上がる。16日、北海道から兵庫県へ移動した大谷は「自分のやるべきことをしっかりして、チームが勝てればいい」とチームの勝利最優先を誓った。

 4日の広島戦プロ初の160キロをマーク。前回登板の11日・巨人戦では2度目の160キロを出し「状態はいい」と自信を見せた。

 だが、球速を追い求めないのは甲子園でも同じだ。「そこはどうでもいいです。皆さん(報道陣)のネタにしてください」と笑った。チームが勝つための投球をするだけ。スコアボードに出る球速表示にも興味はない。「相手打線しか見ません」と言い切った。

 花巻東時代は苦い思い出の多かった甲子園。2年夏、3年春と2度登板し、いずれも初戦敗退した。しかしプロ入り後初めての甲子園となった今年3月8日のオープン戦で5回を2安打1失点で勝利投手になった。「いい投球ができてよかった。楽しかった」。公式戦では初めての甲子園だが、いいイメージを持ってマウンドに上がれる。

 同級生の藤浪は17日に先発。公式戦初対決は持ち越しとなり「投げ合わないでよかった」とちゃめっ気たっぷりに答えた二刀流。虎党で埋めつくされる甲子園で、ライバルに負けない力投を見せる。

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