NPB適合球、一斉に使用開始

 日本野球機構(NPB)は29日、規定より飛びやすくなっていた1軍公式戦の統一球を規定に適合した球に一斉に切り替えた。

 NPBの職員がセ、パ両リーグの試合が開催された6球場で適合球の納入に立ち会って確認。巨人‐ヤクルトが行われた東京ドームで見届けたNPBの平田稔総務部長は「今後の運用についても確認した。これまでの球と(見た目は)何も違わない」と話した。この日は6球場のうちコボスタ宮城での楽天‐ロッテを除く5試合で計10本の本塁打が出た。

 統一球をめぐっては、NPBが9日に行った今季の第1回検査で反発係数の平均が規定の上限を上回っていることが判明。製造元のミズノが製造工程を見直した上で新たに生産。25日の納品前検査に合格したことで安定供給が可能と判断し、29日から切り替えた。

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