ヤクルト・ライアン小川骨折していた

 昨年セ・リーグ新人王のヤクルト・小川泰弘投手(23)が21日、都内の病院で精密検査を受け、右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折と診断された。骨がつくまで約6週間の見込み。痛みがなければ4週間を過ぎてからキャッチボールを再開できるというが、前半戦での復帰は微妙な状況となった。

 小川は18日の阪神戦(甲子園)で、鳥谷の打球を右手のひらに受け途中降板。当初、球団では打撲と見ていたが、この日の検査で骨折が判明した。

 小川は「感じたことのない痛みが翌日も引かず、自分の中で折れていてもおかしくないという感覚だったので、(骨折も)動揺はなかった」と言う。顔面付近への強烈な打球で「一歩間違えば野球ができなくなる大事故の可能性もあった。感謝して前進するしかない」。今後は2軍でリハビリに励む。

 館山の再手術に続き、大黒柱の離脱。小川監督は「今いるメンバーで何とかするしかない」と話した。代わって中継ぎの阿部が1軍に昇格する。

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