ＤｅＮＡの中畑清監督（６０）に、ノック禁止令だ。２０日、横浜市内の球団事務所で２日間、合計１５時間超のスタッフミーティングが終了。「権力者の代表みたいな顔をしてノックバットを振ろうと思ったけど、禁止令でちゃったよ」と無念の表情を見せた。

　昨年末に歯の治療、今年１月に頸椎（けいつい）ヘルニアの手術を受けたのも、キャンプでノックするため。それなのに…。「理由？オレの体じゃないよ。選手を壊さないでくださいってお願いされた」と明かした。

　監督直々のノックとなれば、受ける野手も気合が違う。オーバーワークを懸念するトレーナー、高田ＧＭから反対されたという。「ダイビングさせて、そういう動きに声をかけるの好きなんだよなあ」と不満を口にした。

　「ノックはコミュニケーションの一つ。言葉はなくても通じるものがノッカーと選手にある。長嶋さんからノックしてもらうと気持ちの入り方が違った。オレ流で、無理にでもやろうかな」。反対を押し切って、こっそりノックバットを手にする！？