井端が中日退団…今後は全くの未定
中日は4日、井端弘和内野手(38)と来季の契約を結ばないことを発表した。球団は今季年俸が推定2億5000万円だった井端に対し、減額制限の40%をはるかに超える88%減の3000万円を提示。この日までに減額超過を受け入れなかったため自由契約の手続きをとった。
球団側も、功労者でもある井端の退団という事態を避けるために奔走。谷繁兼任監督も、電話やメールで慰留に努めた。
減額制限を超えての交渉のリミットは、第2次戦力外通告期間の最終日となる日本シリーズ終了の翌日。西山球団代表は「午前中まで何度も話を繰り返してきた。それでも本人の意志が固く本当に残念だけど、契約更新できなかった」と話し、井端を自由契約選手として11球団に公示する手続きをとった。
井端は球団広報を通じ「今後のことは何も考えていません。この先、何をするにしても、手術した手と足の治療が必要。今は何も考えずリハビリに専念します。応援していただいたファンの皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」とコメントを発表した。
親しい関係者には現役続行すら考えられない状況を吐露しており、今後の動向に関しては現段階で全くの白紙だ。
