「中日３‐４ＤｅＮＡ」（５日、ナゴド）

　執念で勝利につなげた。ＤｅＮＡ先発・三浦が９回１４８球の力投。延長十一回の激闘は、代打多村が決勝犠飛。続投決定後初勝利となった中畑監督は「来季に弾みがつく。苦しい試合を勝ちに結びつけた」と笑顔を見せた。

　来季につながる１勝だ。中日戦の勝ち越しを決めて、０１年以来１２年ぶりとなる３球団から勝ち越し。「記録をいい方向に塗り替えていい足跡を残していきたいね」。さらに今季のビジター勝ち越しも決定。「本来はホームでファンに勝ち試合を見せたい。来季は外でも強く、内でも強くというチームを作りたい」と先を見据えた。

　「大輔が１０勝できなかったことが残念」と唯一の悔いを口にした指揮官。三浦も「先発として最低ラインをクリアできなかった」と話しつつ、「５００試合登板を勝ちで締めくくれて良かった」と前を向いた。