悪童ネリが前日計量をパス 2018年には超過で失格、活動停止処分

 前日計量をパスしたルイス・ネリ(撮影・伊藤笙子)
 前日計量を終え、睨み合う井上尚弥とルイス・ネリ(撮影・伊藤笙子)
 前日計量を終えて至近距離で睨み合い、スタッフに止められる井上尚弥とルイス・ネリ(撮影・伊藤笙子)
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 「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)

 前日計量が5日、都内で行われ、王者・井上尚弥(大橋)に挑戦するルイス・ネリ(メキシコ)は54・8キロでパスした。スーパーバンタム級のリミットは122ポンド(55・34キロ)。

 ネリは2018年3月1日に行われた、WBC世界バンタム級王者としての山中慎介(帝拳)との再戦で、1回目の前日計量で55・8キロと2・3キロ超過。最終的に54・8キロと1・3キロ超過で失格となり、王座を剥奪された。試合にはTKO勝ちし、山中は引退を表明した。

 WBCはネリに無期限資格停止処分、日本ボクシングコミッション(JBC)は日本でのボクシング活動停止処分を下し、ネリは日本ではすっかり「悪童」のニックネームと悪役のイメージが定着することになった。

 今回は体重管理を厳格化。関係者は、常にネリの体重を計測していることを明らかにしている。

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