「広島４－１ＤｅＮＡ」（４日、マツダスタジアム）

　広島が連敗を２で止め、借金完済へ再び王手をかけた。先発・森下暢仁投手が７回２安打１失点（自責０）で無傷の３勝目。代打・松山竜平外野手に勝ち越し３ランが飛び出した。

　森下は七回２死まで無安打投球を披露。二回に野手の２失策が絡んで先制点を与えたが、その後は隙を与えない快投を披露した。さらに打撃でも３安打で自身２度目の猛打賞。１点を追う七回１死での３打席目は自身の安打から好機が生まれ、１死満塁から野間の併殺崩れの間に同点のホームを踏んだ。

　その後、七回２死一、三塁から代打・松山が右翼への値千金勝ち越し３ラン。代打の切り札がここぞの場面で大仕事を果たした。

　序盤から３イニング連続で得点圏の好機を逸するなど、この日も打線は貧打に苦しんでいたが、七回に一挙４得点し、意地を見せた。

　新井監督は「もともとバッティングのいいピッチャーですが、３本打つのは想定外」と笑み。７回での降板は「ちょっとマメができたということなので、島内に」と説明し、５日に向けて「子どもの日なのでいい試合にしたい」と力を込めた。