【天皇賞・春展望】伝統の一戦は混戦模様 ダイヤモンドS覇者ヘデントールが初のG1制覇を狙う
「天皇賞(春)・G1」(5月4日、京都)
今年は7年ぶりに菊花賞馬が不在。混戦ムードが漂うが、ステイヤーとして確かな資質を見せているのが4歳馬ヘデントールだ。昨夏は条件戦を強い競馬で連勝して菊花賞に駒を進めると、出遅れながらも道中で動いていく操作性の高さを見せ2着と健闘。復帰戦となったダイヤモンドSも2着に4馬身差の圧勝だった。無尽蔵のスタミナが持ち味。長距離戦線での飛躍に期待がかかる。
サンライズアースは3勝クラスの身で格上挑戦となった阪神大賞典を6馬身差のぶっちぎり勝利。昨年のダービーで4着と、もともと力のある馬。気性の難しさがネックも、池添が手の内に入れている。1週前の栗東坂路では自ら感触を確かめ、「前回と同じぐらいにはある。スタミナに不安はないし、京都でゆったりと走れるのもいい」とG1獲りに手応えは十分だ。
ジャスティンパレスは一昨年の覇者。年明け初戦となった前走の大阪杯は、レコード決着から0秒4差の6着と健在ぶりをアピールした。叩き良化タイプで、出来も上向き。実績のある舞台だけに復活Vの可能性も十分にある。
清水久厩舎は2頭出し。マイネルエンペラーは前走の日経賞で菊花賞馬アーバンシックを破って重賞Vを飾った。一気の距離延長でも「引っ掛からないし、大丈夫だと思う」と清水久師。シュヴァリエローズは京都大賞典、ステイヤーズSとG22勝の実績があり、前走の日経賞の大敗には「馬場の影響でしょう」と分析。良馬場なら巻き返せる。
前走で海外重賞Vを飾るなど勢いのあるビザンチンドリームも怖い存在。昨年の宝塚記念覇者で天皇賞・春2着と京都と相性のいいブローザホーンもひと叩きして気配上昇だ。昨年の菊花賞組のショウナンラプンタ、ハヤテノフクノスケなども虎視たんたん。
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