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【桜花賞】ステレンボッシュ 桜冠奪取 モレイラ導いた阪神JFの雪辱 国枝師「理想的な競馬」

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 「桜花賞・G1」(7日、阪神)

 2番人気のステレンボッシュが外から伸びて差し切り、G1初勝利を飾った。阪神JFでは2着に惜敗したが、初コンビのジョアン・モレイラ騎手(40)=ブラジル=に導かれ、完勝で牝馬1冠目を獲得した。国枝栄調教師(68)=美浦=は桜花賞3勝目。2着に昨年の2歳女王で1番人気だったアスコリピチェーノ、3着に7番人気のライトバックが入った。

 逆転の桜冠奪取だ。ステレンボッシュが直線で鋭く伸び、初のG1タイトルをつかんだ。昨年暮れの阪神JF首差2着からの桜花賞制覇。“マジックマン・モレイラ”と“牝馬の国枝”の最強の化学反応で、昨年の2歳女王を破った。

 五分のスタートを切ると、道中は中団馬群の後方を冷静に追走。「満足できるポジションが取れたし、レース中はすごくスムーズだった」とモレイラが言うように完璧に折り合うと、抜群の手応えで直線へ。鞍上のステッキに応えるように、外から脚を伸ばし、アスコリピチェーノを退けた。

 鞍上は「レース前からすごく落ち着きがあってプロフェッショナルだと感じた。直線の手応えも素晴らしく、先頭に立ってからも余裕があった。強い勝ち方でしたね」と初コンビだった相棒をたたえた。

 10年アパパネ、18年アーモンドアイに続く桜花賞3勝目となった国枝師は「理想的な競馬だったね。前走も立ち回りひとつだったし、これぐらい走れると思っていた」と満面の笑み。「馬体重は変わってないけど、体の張りや筋肉のつき方が良くなっていた。栗東滞在でも落ち着いていたし、何の問題もなく来られたのが良かった」と心身の充実に目を細めた。

 今後はオークス(5月19日・東京)で牝馬2冠を目指す路線が濃厚。800メートルの距離延長は若き牝馬の課題だが、モレイラが「道中リラックスして走れていたし、距離は延びても問題ない」と言えば、師も「馬体を見ても落ち着きを見ても、オークスは問題ないと思う」とG1連勝への期待と自信をにじませた。

 国枝厩舎で桜冠に輝いた先輩2頭はいずれも牝馬3冠を達成した。「2頭と比べても同等のものを感じている。あとは無事にいきつつ、もう一つプラスしていきたいですね」と指揮官。桜満開の仁川で完勝劇を演じたエピファネイア産駒が牝馬3冠ロードを真っすぐに突き進む。

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