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【有馬記念】馬場状態から浮上するのはこの馬だ

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 「有馬記念・G1」(24日、中山)

 有馬記念が行われる24日、中山競馬場のある千葉県船橋市の予報は晴れ時々曇り。降水確率10%で、良馬場決戦が濃厚だ。芝はAコースを使用。3角から4角の内側に傷みが見られるものの、その他の箇所は概ね良好なコンディションとなっている。同舞台で行われた土曜11R・グレイトフルSは、近8年で最も速い2分32秒0で決着。脚質の偏りはないが、例年比較でもかなり馬場が良さそうだ。今年は2分30秒台のV争いを想定したい。

 速い時計の出る馬場でヒートオンビートが急浮上する。芝2500メートルの持ち時計2分30秒1はメンバートップ。この距離は〈1・1・3・1〉で、崩れたのは不良馬場だった今年の日経賞のみだ。

 前走のアルゼンチン共和国杯は3着同着だが、トップハンデ59キロを背負っており、力を示す走りだったと言えるだろう。昨年の日経賞(3着)でタイトルホルダーと首+首の接戦を繰り広げたこともある。全く人気がなくても軽視は禁物。暮れのグランプリで大波乱を演じる実力は秘めているはずだ。

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