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【神戸新聞杯】ハーツコンチェルト 雪辱胸に秋の始動戦 松山「早くタイトルを獲りたい」 右回り苦手意識なし

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 「神戸新聞杯・G2」(24日、阪神)

 接戦のダービーから4カ月-。雪辱を胸にハーツコンチェルトが秋の始動戦を迎える。

 夏休みに英気を養い、ここへ向けて調整を開始。美浦で調教を積んだ後、7日に栗東入りした。1週前追い切りに騎乗した松山は「1週前としては問題なく、良かったですよ」と満足げ。武井師も「帰ってきた時の1本目からできていたので、楽に調整していく感じ。もともとの完成度が高く、“ここが変わった”というのはないけど、それがいい。今の時点でもすごくいい馬。カイバも食べるし、順調」と仕上げに胸を張る。

 春の頂上決戦は3着に敗れた。残り1Fで先頭に立ったタスティエーラを目掛けて猛追するも、わずかに栄冠には届かなかった。「惜しい競馬でしたが、能力はすごくあると思っていたので。あれだけ走れる馬。かみ合わなくて勝ち切れないけど、早くタイトルを獲りたい」と鞍上は秋の飛躍を信じている。

 今回の舞台は阪神2400メートル。過去、右回りの2戦は若葉S4着など馬券に絡んでいないが、トレーナーは「左右はたまたま。右よりも左がいいとも感じない」と、苦手意識がないことを強調する。

 前哨戦から本番までを線として捉え、栗東滞在を決行。「菊とセットで考えると、馬にとってもベスト。ただそうは言っても、1勝馬ですからチャレンジャーの気持ち。結果を出したい。それだけです」と指揮官。世代トップクラスの1勝馬が、権利獲得で弾みをつけ、クラシック最終決戦に向かう。

 ◆1週前診断 松山を背に栗東CWで3頭併せ。6F82秒6-11秒2(一杯)をマークした。手応え十分に直線に向くと、2頭の間からグイッと抜け出して最先着。栗東に移動してから2本目の追い切りだったが、フットワークに伸びがあって状態の良さが伝わる動き。順調に仕上がっている。

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